韓国総選挙敗北で反日復活か? 朴槿恵大統領秘書室長が辞職 その理由 [反日]
韓国で大統領秘書室長といば 首相に並ぶ政権ナンバー2の要職です
辞職理由は先月 与党の惨敗に終わった「総選挙の引責」
ということですが
選挙直後に 党代表らが辞任しているわけで
もっと複雑なな理由がありそうです
韓国の総選挙は 4月13日に投開票が行われ
保守系与党のセヌリ党が獲得できたのはわずか122議席
まさに「大惨敗」し 国会の過半数を失いました
与党が選挙で少数派に転落したのは16年ぶりのことで
悲惨な結果に 党代表と幹部が責任を取り辞任しました
選挙前までいわゆる左派である野党は内輪もめを繰り返し
「左派の支持票は割れる」とみられ
高齢化が進む韓の有権者は右派寄りであることから
与党セヌリ党の優位は確実との下馬評でした
予想に反し 与党が惨敗した原因の一つに経済要因が挙げられています
極端に貿易依存度が高い韓国経済は中国経済の減速を受けて低迷し
家計債務は世界最悪レベルに落ち込み
有権者の中でも高失業率と低賃金にあえぐ若者たちが
野党に投票したものと考えられています
与党敗北のもう一つの原因とされるのが「慰安婦問題」です
あまりに突然に発表された感のある「日韓合意」について
日本では
「英霊の尊厳を踏みにじり 国家の名誉を傷つける外交的敗北」
と捉えられていますが
実は韓国でも
交渉が秘密裏に進められたことや
これ以上国際会議でこの問題を持ち出さないとしていることに
NGOや市民グループが猛反発しており
セヌリ党にとっても 政治的な重荷になっているようです
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総選挙の結果
韓国は立法府と行政府を異なる政党が支配する「ねじれ」状況に陥りました
今後の新法の成立はほぼ不可能となり
ただでさえ「成果のない」朴槿恵政権のレームダック化が危ぶまれる中
政権がとった動きが今回の大統領秘書官の交代です
辞職した李丙琪氏は辞職理由を
「4月の総選挙で(与党セヌリ党が)敗北した責任を取り
大統領府の雰囲気の刷新などのため」
となんとも のん気なことを言っていますが
李丙琪氏は外交官出身で 2013年の朴政権発足後
駐日大使 情報機関トップの国家情報院長を歴任し
15年2月に秘書室長に起用されたました
谷内正太郎国家安全保障局長をはじめ日本の政官界に知人が多く
昨年末の「慰安婦 日韓合意」に深く関係していたと考えられます
日韓両国は今後 日韓合意の履行に向けて
元慰安婦支援の財団設立や 慰安婦像の撤去などの
難題に当たらなければならないはずですが
その矢先に主要人物を交代させ
後任には 敢えて言えばどうでも良いような
官僚OBを充てたということは
日本に対し「合意は反故ですよ」
というメッセージにしか思えません
今後 諸外国に
”韓国は国際的な合意を守れない国 ”
という不信感を持たれることは避け難いはずですが
そのリスクを冒してでも 残り2年弱の任期を全うするためには
国内左派勢力の鎮静化を図らなければならないほど
朴槿恵政権は弱体化しているということなのでしょうか?
” キューバ ” ”ヒロシマ ”と
レガシー作りに忙しい米国オバマ大統領が
北鮮で何かを仕掛け始めたとき
あてにならない半島国家は無視して
中共 ロシア を睨みながら 我が日本の国益を諮るという
100年前にタイムスリップしたような絵柄が浮かんできます
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