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シャープがリストラ大量解雇の予感 危ぶまれる鴻海との信頼関係 [日本復活]


シャープロゴ.png


シャープは経営再建のため

台湾 鴻海精密工業に買収されました

 

買収に先立つ両社の交渉過程で

現従業員の雇用に配慮する方針を確認していたにもかかわらず

 

今月(5月)12日

鴻海側から

シャープ従業員向けの社内LANを通じて

人員削減の必要性を訴えるメッセージが送られたようです

シャープ従業員は 鴻海を信頼感できるのでしょうか?

 

鴻海は

 

「コスト削減なしに再建は実現できないことが明確になった

 残念なことだが コスト削減には従業員の削減を伴う必要がある」

 

とし 人員削減の意向を示したそうです

 

鴻海の郭会長は 買収交渉を続けていた2月には

「40歳以下の雇用を維持する」と話し


郭台銘.png


買収決定後に開かれた4月2日の会見でも


「日本では最善を尽くして、全員(雇用を)維持できるようにしたい」


と述べていましたが

 

買収契約締結後ともなれば

剛腕経営者の異名に相応しく

不要とあれば容赦なく馘首するつもりのようです


フォックスコン.png

鴻海が中核を占めるフォックスコン・グループは

EMS事業を展開するための工場を

世界各地で経営していますが

 

従業員は単純労働に従事する

18歳~25歳の若年層が中心を占めているといわれています


シャープ買収のキモは

日本のメーカーの一翼を担った
老舗企業の技術力と言われているだけに

技術者の雇用は確保されるとみられますが


最終的に他社に頼らざるを得なくなったという

経営上の失敗の責任を負う形で

然るべき人員が去ることになるのでしょうか

 

シャープの28年3月末時点の

国内外グループ全体の従業員数は約4万4千人

国内は約2万人


シャープ本社.png

経営悪化が鮮明化して以降、

24年と27年にそれぞれ3千人規模の
希望退職を実施しました

 

シャープは12日の発表で

全世界で「最大7千人程度の人員削減」
と記載した決算資料を

午後3時頃に一時開示し

 

約1時間後に「事務的な誤り」として取り下げましたが

どうみても それくらいのボリュームで

削減を検討していることが見え見えです

 

6月末までに買収を完了して
鴻海傘下で再出発するシャープですが

従業員の皆様の心中をお察し申し上げます

 


今も シャープのホームページに掲げられている


「経営理念」です

 


 ”いたずらに規模のみを追わず


  誠意と独自の技術をもって

  広く世界の文化と福祉の向上に貢献する

 

  会社に働く人々の能力開発と

  生活福祉の向上に努め

 

  会社の発展と一人一人の

  幸せとの一致をはかる


  株主 取引先をはじめ

  全ての協力者との相互繁栄を期す

 

よりによって この理念に

真っ向から反対するような鴻海の手に渡るとは

返す返すも残念に思えて仕方ありません


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