英女王陛下 習近平【非礼】発言にみる 英中蜜月関係は見せかけか？ [海外事情]
エリザベス女王が
このほど開かれた園遊会の席上で
昨年１０月に英国を公式訪問した
中国の習近平国家主席一行について
「非礼だった《very rude》」と指摘した発言が
英中蜜月関係はホンモノか？…と
波紋を広げているようです
「非礼」とは何のことかというと
英タイムズ紙などによると
”訪英した中国の一行は
同行した多数の警備スタッフによる護衛用銃器の携帯と
訪英中の反習近平政権デモ取り締まりを求めたが
英警備当局はいずれも拒否した”
英国では国家元首の公式訪問では
米大統領を除き
随行スタッフに武器の携帯を許可していない
外国の反体制派によるデモも取り締まっていない
要求を受け入れなければ
「訪問を打ち切る」とまで言い出した
中国側の法外な要求に英当局は困り果てた”
このような経緯を受けて
園遊会に参加していた
習主席夫妻の警備を監督した
ロンドン警視庁の女性警視長
ルーシー・ドルシ氏に対し
女王陛下は
「中国側は（調整した）英国の駐中国大使にも非礼だったわね」
「とんでもないですね」
と発言されたようです
公式行事の席上で
女王陛下の発言が不用意に放送されるわけもなく
今回の事態は意図的なものとしか考えられず
早くも頓挫しているＡＩＩＢ（アジアインフラ投資銀行）に
いち早く参加を表明し
今回の「非礼」訪問で中国製の原発建設を契約するなど
英中蜜月時代を演出する現キャメロン政権に対する
『不同意』の意思表示であると考えられます
それが英王室だけの不満であるのか？
「パナマ文書」の公開で
今も窮地に立たされているキャメロン首相が
一番よく分かっていることと思われます
一方の支那中共ですが
中国共産党の機関紙・人民日報 ９日付の紙面に
「権威筋」を名乗る人物が
中国経済の先行きについて
「（少し時間を置いて回復する）Ｕ字形は不可能
（急回復する）Ｖ字形はなおさらだ
（停滞が長引く）Ｌ字形になるだろう」
と語ったインタビュー記事が掲載されました
単なる言葉遊びのようなコメントとも思えますが
「習近平指導部の幹部が匿名で景気の長期停滞を予測した」
と捉えた上海市場は一時３％程度急落するなど
市場で波紋を広げています
マクロ経済の視点から
「官製市場経済」とうい不思議な体制の中国経済は
長らく「間もなく崩壊」説が唱えられながらも
しぶとく生き続けています
市場では大規模な景気対策への期待が高まり
不動産市場などに投機資金が流れ込んでいるようですが
今回の権威筋の発言は
こうした動きをけん制する狙いがあるとみられています
中国経済の先行き不透明感は
政府発表の信用できない統計データよりも
沈没船から逃げ出す鼠のように
国外脱出を図る外国企業の増加を見ても分かりますが
ネット上に頻繁にＵＰされる
悲惨な動画から
この国が置かれている深刻な状況がうかがえます
「大紀元」が伝えるところでは
海南省の省都 海口市秀英区の瓊華村で４月３０日午前
「違法建築」に対する
海口市政府の強制的な取り壊しが行われ
反対する住民に対し
武装警備員が集団暴行する様子を撮影した動画が
ネット上に公開され
中国国内外に大きな波紋を広げているようです
動画には 武装した十数人の警備員が
電気ショック機能付きの警棒を手に
女性や子供を含む丸腰の現地住民を取り囲んで
殴る蹴るなどの暴行を加えている様子や
無抵抗な住民に
電気ショックを与えている様子などが撮影されています
動画に対し
国内のネットユーザーは
「この政府は一体何なんだ？
いくらなんでも丸腰の女性や子供にまで手を挙げるなんて
それでも人間か？」
「一般庶民のことを人間だとは思っていないのだな
法治国家とはいえず 暴力統治国家だ！」
と非難の声があがっています
***
この動画だけを見ると
国家権力が一方的に暴力を振りかざして
善良で平和的な人民を暴圧しているように思えますが
中共国内では年間数万件のデモが発生していると言われるように
実は支那共産党の横暴に
住民たちが叛旗を翻しつつある状況にあるようです
*動画のキャプションが 穏やかではありませんね
デモは 全国津々浦々に拡散しているようですが
特に ここ数年
中国メディアが海南省海口市の
強制取り壊しに関するニュースを報じることが増えているらしく
南シナ海を睨む位置という 場所が場所だけに
どうしても きな臭さを感じてしまいます
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