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ヒラリークリントン 大統領を阻む 3つのスキャンダル [外交]


クリントン.png


米国の次期大統領選挙に向け ヒラリークリントン氏が

民主党候補者指名をほぼ手中にしました

 

これまでも そして これからも
ハードな選挙戦が続きますが


68歳という年齢が示す体力的な限界と

いつまでもきまとう3つのスキャンダルに

 

精神がどこまで耐えられるのか 危ぶまれています



 






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  スキャンダルの一つは「金」の問題です

 

前大統領のビルクリントン氏が大統領の任期を終えた2001年に
環境保護などを目的とするクリントン財団を設立し
ヒラリー氏も加えたクリントン家が主宰しています


        財団HP.png

この財団に関しては
外国政府や外国企業から巨額の寄付金の受け取り
その仲介役を果たしていることから

常に「政治とカネ」問題が取り沙汰されています



昨年 米国のCBSは クリントン財団が 2013年に

中国政府と関係を持つとされる中国系企業

日林実業集団(Rilin nterprises)から

寄付金200万ドル(約2億4000万円)を得ていた
と報じました


        王文良.png

代表取締役の王文良氏は

支那中共の全国人民代表大会(全人代)代表を務める

北京政府と親しい関係にあるとされる人物で

日林実業は駐ワシントン中国大使館の
建設工事を請け負っています

 

さらに王氏は

2008年の大統領選で
ヒラリークリントン氏の選対責任者を務め

クリントン財団の幹部だった

バージニア州のマコーリフ知事に対しても

12万ドル(約1300万円)に上る
献金をした疑いが持たれており

FBIの捜査が入っています


米国の法律では 大統領選や知事選などの立候補者が

外国人から選挙資金の提供を受けることは
禁じられているだけでなく

 

米中関係が齟齬をきたしつつある今

これらの寄付への捜査が

ヒラリークリントン氏の致命傷となりかねません



***

 


スキャンダルの2つ目はヒラリー氏が国務長官時代に

関与したとされている「メール問題」です

 

国家機密に属する重要メールを

私的サーバーを介してやり取りしていたことは

既に疑惑ではなく 事実として判明しており

改めて必要な機密措置が取られていますが

 

国務長官としての守秘義務違反という
ヒラリー氏個人の問題だけでなく


機密漏洩により

米国政府関係者の生命が失われた可能性が
指摘されています



2012年にリビアで発生した「ベンガジ事件」は

アメリカに侮辱されたとして怒った市民たちが

リビアのアメリカ領事館を襲撃し
公務中の大使ら4人を殺害した事件で


ヒラリークリントン氏のメールが

直接の原因になったか否かは別としても


何らかの形でこの事件に関与しているとの
疑惑がもたれています

 

選挙戦でもトランプ氏らは
「起訴すべき犯罪行為」とまで言い切っており


大統領選への深刻な影響が予測されます

 

***


最後のスキャンダルというか障碍は
ヒラリークリントン氏の体力問題です

 

国務長官時代にウィルス性の胃腸炎で脱水症状で倒れ

精密検査の結果 脳に血栓が確認されました


年齢も考慮して


さらに激務と言われる大統領職に
耐えられるのかが懸念されており

 

本来なら強力な支援が得られるべき

古巣の国務省の官僚たちからさえ

大統領職への就任を
疑問視する声が上がっています

 

今回の大統領選は
奇妙な(?)候補者たちが並び立つ

稀にみる乱戦の様相を呈しています

 

アメリカ社会は 今 

行き過ぎた格差社会という
一つの帰結を迎えています

 

アメリカがこのまま進むことに

危機感を感じている有権者たちが

従来型のリーダーを拒絶しようとしています

 

女性票に支えられたヒラリークリントン氏は

苦戦しながらも民主党候補の座を得ます

 

本質的な変革を望む有権者たちが
新たなリーダーに誰を選ぶかは

もちろんわかりませんが

 

時折 報じられるヒラリークリントン氏の様子からは


『既に時を逸した者』の悲哀しか感じられません


 


*****


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