日米印海軍共同訓練「マラバール2016」 シーレーン防衛の要 [国防]
海上自衛隊と米印両海軍が
来月(6月)中旬に沖縄周辺海域で
共同訓練『マラバール2016』を実施します
尖閣諸島周辺の我が国領海への侵入を繰り返し
南シナ海では一方的な軍事拠点化を進める
支那中共を いかに威圧し封じ込めるか
シーレーン防衛の要となる訓練に 注目したいですね
この訓練「マラバール」は本来
米印海軍の共同訓練でしたが 日本は2007年から参加
5度目となる今回
海自はヘリコプター4機が同時に離着艦できる大型護衛艦1隻のほか
「P3C」哨戒機や「SH60K」哨戒ヘリ
救難飛行艇「US2」などを投入し
対潜戦や対水上戦、捜索・救難訓練などを行う見通しです
米国からは原子力空母の参加も検討されており
海自幹部は「訓練規模は昨年よりも格段に大きくなる」
としています
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尖閣諸島周辺海域では中国公船が領海侵入を繰り返し
日中中間線付近のガス田には
海洋プラットホームを一方的に増設して
既に我が国の資源を恒常的に盗掘している状況にあり
将来的には レーダー施設や補給拠点を置くことで
東シナ海が中国の軍事拠点となる懸念も出ています
また南シナ海の軍事拠点化は
我が国の資源供給の生命線ともいえる
シーレーンへの直接的な脅威となっています
一方 インドは南シナ海の緊張からは距離を置く姿勢で
”この地域での航行の自由の要請に関しては
アメリカを支持している ”
といった立場をとっていますが
中国はスリランカとパキスタンの港湾建設を援助し
島しょ国モルディブにアプローチを仕掛けるなど
覇権の拡大に積極的で
インドは警戒しながら中国を観察している状況にあり
日本が「マラバール」演習に継続的に参加するようになることについて
非常に「重視」しているとされています
昨年に引き続き今年の演習の最重要点は
敵潜水艦、水上艦、航空機の破壊のシナリオにあり
「人民解放軍」の撃滅を意味しています
演習の意味するところを十二分に理解しているであろう支那中共は
自らが標的艦のように粉砕撃沈される前に
善処することを学ぶべきでしょう
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インド国会における安倍総理大臣演説(抜粋)
「二つの海の交わり」
Confluence of the Two Seas
- http://goo.gl/VEACIw -
≪抜粋≫
日本外交は今 ユーラシア大陸の外延に沿って
「自由と繁栄の弧」と呼べる一円ができるよう
随所でいろいろな構想を進めています
日本とインドの戦略的グローバル・パートナーシップとは
まさしくそのような営みにおいて 要(かなめ)をなすものです
日本とインドが結びつくことによって
「拡大アジア」は米国や豪州を巻き込み
太平洋全域にまで及ぶ
広大なネットワークへと成長するでしょう
開かれて透明な ヒトとモノ
資本と知恵が自在に行き来するネットワークです
ここに自由を 繁栄を追い求めていくことこそは
我々両民主主義国家が担うべき
大切な役割だとは言えないでしょうか
また共に海洋国家であるインドと日本は
シーレーンの安全に死活的利益を託す国です
ここでシーレーンとは
世界経済にとって最も重要な
海上輸送路のことであるのは言うまでもありません
志を同じくする諸国と力を合わせつつ
これの保全という 私たちに課せられた重責を
これからは共に担っていこうではありませんか
今後安全保障分野で日本とインドが一緒に何をなすべきか
両国の外交・防衛当局者は
共に寄り合って考えるべきでしょう
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まともな政治家の言葉からは
凡人を導く者が持つ
崇高な理念を感じとることができるような気がします
決して こんな風になってはいけませんね
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