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防大 卒業生の任官辞退について 関係者2人の御意見 [国防]



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「小川和久」の画像検索結果

小川和久氏(軍事アナリスト)

 



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JAM THE WORLD
 コメント要旨




私自身 日本で一冊しかない『任官拒否』についての単行本を出しているが(「
リーダーのいない経済大国 防大任官拒否にみる日本の弱点 」)

とにかく「食い逃げ」批判というのはおかしい



同じように税金を使って大学や大学校で学んでも 調査当時 学生一人当たりの年間経費が防衛大学校では年間400万円に対し海上保安大学校は500万以上かかっていた(手当含む) 一番予算を使うのが東京大学で学生一人頭で予算を割ると防大の倍近いの700万以上使っていた 防大生の場合は90%くらいがが自衛官になっていたが 東大生は国家公務員の合格者の比率は5%程度である 従って 防大生の単なる食い逃げ扱いの議論は妥当ではないと思う



18歳時の進路選択の一つとして自衛官を選び防衛大に入学しても 4年間を経て全ての卒業生が当初の考え通りに任官するような組織の方が異常である 8割も自衛官になるということの方が凄いことで 迷いが出ないことの方がおかしい 防大生活で戦争と平和人間の生と死について考え 自分の進路を決めていくことが極めて健全であると思う 防大のOBたちも 概ねそのような考え方である





任官拒否の急増について



景気動向の影響が強い 安保法制の影響に関しては 学生たちに対してというよりも 親たち特に母親に対して危機感を植え付けているような面がある 一部のマスコミの報道の影響があると考えられる





任官拒否時の学費等の返納について


防衛医大は返納になっているが 防大に関しては学生一人当たりの費用は東大に比べても少ないわけであり 返納を制度化すると 学生の中には開き直って 途中で返納すればいいのだろうという者が出てくる もう少し柔軟に考えて大きな目で見るべきである



小泉進次郎氏は高等工科学校卒業式の祝辞で 自衛隊に進まない卒業生に対し 「自分が進む道で国の安全について考えて欲しい」と必ず激励する 防大生の卒業生に対しても全く同じことである





「潜る」卒業生の存在について


「任官拒否」は自己申告し卒業式にも出席できないという ひどい扱いに甘んじている

これに対して「潜る」学生は 素知らぬ顔で卒業証書をもらい帽子を投げる儀式に出て 陸自であれば陸曹長の階級章を着けた制服で防大の正門を出て 久留米にある幹部候補生学校に到着する段階で辞めてしまう 非難されない これをマスコミは取材して実態を出すべきである 汚いんだから 



また 防大生の中途退学者の存在の方が 組織としては深刻である




改めて授業料や手当について返納の必要はない
そんなケチなことを言っているような日本国民では平和国家も何もない
もう少し大目に見た方がよい




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「田母神俊雄」の画像検索結果

田母神俊雄(第29代航空幕僚長 軍事評論家)



虎ノ門ニュース 8時入り コメント要旨




現在の日本の風潮ではやむを得ないことであると思う



必ずしも全員が幹部自衛官になろうとして入学してくるわけではない



幹部自衛官になるもののみのという制約を課すと志望者はもっと減ると思う



おそらく半分くらいは任官するつもりはないまま入学してくるのではないか



それが防大に入学して教育を受けることによって入隊することを決断することになっていると思われる 私自身もそうだった



卒業後の任官については景気の影響が大きい



自衛隊の指揮官としての適性もあるので ある程度の任官辞退者が出てもしょうがないと考えられる



費用の返納を制度化すると 有用な人材の確保に悪い影響が出ることも考えられる



日本が軍に対する敬意が払われるような国であれば事情が変わってくるかもわからないが 自衛隊に対する認識が良くない面もあるので そのあたりの影響もあるのではないか 防大では軍の必要性に対する教育が行われているので 当初半数程度であった任官希望者が卒業時には9割近くになるのではないかと思う




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