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当たり前でしょ 長居して マクドナルドから追い出された韓国系高齢者たち [韓国]

~朝鮮日報~
http://goo.gl/QFBKxJ

【萬物相】マクドナルドから追い出された韓国系高齢者たち

 

 米国フィラデルフィアには「アジア高齢者センター」がある。アジア系移民の高齢者たちに対し在宅介護サービスを実施している。創設者 は1971年に米国に渡った韓国人のチェ・イムジャさんだ。母親が胃がんとの診断を受けたことが、センター設立のきっかけになった。自分は普段外で仕事を していて、家には病気の母親が一人残されている状態だが、かといって母親を老人ホームに預けるわけにはいかなかった。これは、年老いた親は子どもが面倒を 見るべきだという、アジア的な伝統の影響ともいえる。

 チェさんは韓国語を話し、韓国料理を作ることができるスタッフを雇っ た。おかげで、当初は「2カ月の命」と言われていた母親は、その後8年生きられた。チェさんは現在、韓国語や中国語、ベトナム語、クメール(カンボジア) 語など、アジアの言語を駆使するスタッフを育成、派遣している。また、介護者に対し料理やカウンセリング技術の指導も行っている。このような功績が認めら れ、2011年にはロバートウッド・ジョンソン財団から「コミュニティー・ヘルス・リーダー賞」を授与された。

 米紙ニュー ヨーク・タイムズが最近、アジア系米国人たちの高齢化に伴うジレンマについて報じた。アジア系の高齢女性の自殺率は、ほかの地域の出身者の2倍近くに達す るという。また、アジア系米国人の高齢者の貧困率も12.3%に達し、ほかの地域の出身者に比べて多い。言葉の壁や、子どもが年老いた親を養うという伝統 が、アジア系の高齢者人口の急増に伴い、大きな課題として浮上している。

 数日前、ニューヨークのマクドナルドで、韓国系の 高齢者6人が長時間席を占領し、営業の妨げになるとして、店側から警察に通報され、店外に追い出される事件が起こった。彼らは韓国人の海外移住が本格化し た1960-70年代に米国に渡った移民1世だ。生計を立てるため、クリーニング店や青果店を営んだり、飲食店で働いたりするなど、金になることなら何で もやってきた。子どもたちだけは米国社会の主流に仲間入りさせようと、積極的な教育を施した。だが、自分たちは米国社会への同化を果たせず、孤立してし まった。英語を話す子どもたちに胸の内を打ち明けることができず、恋愛や結婚に関する価値観も異なり、深い溝が生じるようになった。唯一の楽しみは、似た ような立場にある高齢者たちと一緒に過ごすことだった。

 1ドル39セント(1ドル=約100円)のフライドポテトとコー ヒーのセットを注文するだけで、あまりにも長い間店にいるとの理由で、警察まで動員して追い出したマクドナルド側の仕打ちはひどすぎる。一方、ファスト フード店で席を占領し、暇をつぶす高齢者たちにも問題があるとの意見もある。メリーランド州のあるインターネットユーザーは、マクドナルドの店内で1週間 に2-3回、高齢者たちがビンゴゲームやマージャンを楽しめるようにするという解決法を示した。異国の地で身を粉にして働いてきた人たちが、年老いてひど い仕打ちに遭うのは胸が痛む。そして、このようなことがそう遠くないうちに、韓国でも起こるのではないかとも思えてくる。

 


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タグ:朝鮮
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