小池百合子氏 都知事選の公約発表 評判は? [内政]
都知事選への立候補を表明している、衆議院議員の小池百合子氏が、
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小池候補のビジョン
その大まかな内容はというと、・都議会の冒頭解散、
・都政に巣食う利権の追及、
・第三者委員会による公私混同疑惑の精査
の3点を目玉としています。
都政全般については、舛添時代の長期ビジョンを踏襲するとして、
ダイバーシティ(多様性)、スマートシティ(IoT)、
保育環境整備、介護、若年層の貧困解消等について
当たり障りのない総花的なビジョンを披露しました。
特に出馬の動機について
「あの時点で私は流れをみていて、
まだ誰も手を挙げていない状況で、
いろんな名前がテレビで挙がっていた。
そういう中で、これまでの延長線ではなく、
ダイナミックで変えるところは変えるという
リーダーが必要なのではないか ということ。
また、女性という観点はまったく新しい切り口になる。
これまで、項目では女性が並ぶ。
でも、それはワン・オブ・ゼムだった。
国会議員の比率でも
191カ国中156番目なんですよ、日本は。
意思決定の場に女性がいないんですよ、この国は。
その意味では、日本を変えるということでこれまでも頑張ってきたが、
東京を変えるということが一つの先行モデルとなって
その後に続く人がやりやすくなると考える」
と語りました。
都民でもなく、女性でもないので
基本的に関係ない選挙なのですが、
果たして、都民の皆さんは
多少なりとも関心を示していらっしゃるのでしょうか?
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政治(家)に求めるもの
のぼせ上がるような猛暑が続く中、参院選は6月22日の公示以降
一向に盛り上がらず、投票日まであと数日を残すところとなりました。
この先、6年間の国政運営を託す
国会議員を選出するという意義を
感じなければいけないのでしょうが、
敢えて、この選挙に向けて、
投票年齢を引き下げた意味を疑ってしまうほど、
例年にない『軽さ』というか『薄さ』
しか感じられないのが、正直なところです。
都知事に立候補する小池百合子氏は、
かつて 数か月とはいえ、
女性初の防衛大臣に就任しました。
この時の小池氏には、
急場凌ぎで就任したとは思えない気迫を感じましたが、
今回の出馬表明や会見の様子からは、
人の琴線に訴えかけるような、
政治家らしい識見をうかがうことはできません。
都政はともかく、国政の場へ送り出す代議士には、
昨今の緊迫する軍事情勢からも分かるように、
場合によっては我々の同胞の
命にかかわる決断を託すことになります。
「不倫」がどうとか「公私混同」がどうの
というレベルではなく、
政治家に我々と同じような感覚は必要なのでしょうが、
時に庶民感覚では如何ともしがたい
高度な政治判断を迫られる見識が求められます。
付け焼刃ではない、本物の知性が求められるのです。
因みに「2番じゃダメなんですか?」
などという言葉を吐く輩は
どのような分野であれ
己を限界まで磨き、鍛え上げ
真理に迫ろうとしたことがないことを
図らずも露呈したことになります
それ故に、未だにバカにされるのです
幼子を見守る親には、
わが身を捨ててでも
子を守ろうとする本能があります。
本来、大衆を導く立場にある政治家には、
こうした本能ではなく、
その社会の安寧と発展を担う
使命感が求められるはずです。
「知性に裏打ちされた識見と 高邁な使命感」
これらを併せ持つ政治家がいないのなら、
それは有権者の責任であり、
より良き『選良』を育てることこそが、有権者の務めなのです。
***
命もいらず、
名もいらず、
官位も金もいらぬ人は、
始末に困るものなり。
この始末に困る人ならでは、
艱難(かんなん)をともにして
国家の大業は成し得られぬなり。
- 西郷隆盛 -
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先人の訓えは有り難いものです
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